Dream Journal
   
魔法の世界へようこそ!
park

30年ぶりの大転換?第5パーク承認の全貌とD23

30年近くにわたり、ウォルト・ディズニー・ワールドは4つの大きなパークで歩んできました。マジックキングダム、EPCOT、ディズニー・ハリウッド・スタジオ、ディズニー・アニマルキングダム。それぞれが進化を重ねながらも、5つ目のゲートに踏み出す日はまだ訪れていません。

ところが今、その景色が変わるかもしれないという話題が、静かに、けれど確かに広がりはじめています。

マジックキングダムのパートナーズ像とシンデレラ城、手前に黄色い花壇
insidethemagic.net / © Disney

第5パークを建てる「余白」がある

この話題に新しい光を当てているのは、TheStreetが報じたひとつの事実です。実はディズニーは、広大なセントラルフロリダの敷地に、もうひとつ大きなテーマパークを建設できる枠組みをすでに手にしています。

根拠となっているのは、セントラルフロリダ観光監督地区がまとめた「包括計画2045」です。これはあくまで、将来的に何が法的に開発可能かを定めた文書にすぎません。

それでも中身は興味深いものでした。計画によれば、ウォルト・ディズニー・ワールドは「1つの大規模パークと2つの小規模パーク」を新たに支えられるとされています。必要な面積はおよそ850エーカーと見積もられています。

ただし同じ文書には「現在審査中の計画はない」という重要な但し書きも添えられています。つまりディズニーは、望めば第5パークを建てられる「道」を確保しただけであり、建設を確約したわけではありません。

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの入口看板、ミッキーのフィギュアと城のミニチュア装飾
insidethemagic.net / © Disney

とはいえ、2025年5月にユニバーサル・オーランド・リゾートが「エピック・ユニバース」を開業したことで、この可能性は数年前よりもずっと現実味を帯びて感じられるようになりました。

D23直前という絶妙なタイミング

この話が今、これほど注目される理由のひとつは、タイミングにあります。D23が8月14日から16日にかけて開催され、ディズニーが自らの未来を語る大きな舞台がすぐそこに控えているのです。

もっとも、ディズニーは第5パークがなくとも、既存のパークへ十分すぎるほどの投資を続けています。マジックキングダムには「ピストン・ピーク国立公園」と「ヴィランズ・ランド」の計画が進んでいます。

アニマルキングダムは「トロピカル・アメリカス」で大きく生まれ変わろうとしており、ハリウッド・スタジオには「モンストロポリス」が控えています。

晴天のマジックキングダム、シンデレラ城前広場を行き交う多数の観光客
insidethemagic.net / © Disney

TheStreetの報道によれば、ディズニーの経営陣はこれまで第5ゲートよりも、既存パークの拡張に重きを置いて語ってきたそうです。それでも、第5パークとなれば話の次元がまったく違ってきます。

ディズニーが大きな発表の舞台を待っていたとしたら、D23ほどふさわしい場面はなかなか思い浮かびません。もし実現すれば、それはここ数十年で最大級の発表のひとつになるはずです。

ユニバーサルへのメッセージ

エピック・ユニバースの開業は、セントラルフロリダのテーマパーク地図を塗り替えました。ユニバーサル・オーランドは初めて、フルサイズのパークを3つ抱えることになったのです。

滞在客をより長く自社の敷地内に留める力も強まりました。ディズニーは依然として大きな存在ですが、競争は確実に厳しさを増しています。

だからこそ、第5パークは大きな意味を持ちます。既存パークにアトラクションやランドを加えることは今後も続くでしょうが、第5ゲートはいわば「感嘆符」のような存在になります。

何百万もの家族がセントラルフロリダで1週間の旅を思い描くとき、最初に浮かぶ名前であり続けたい。第5パークは、そんなディズニーの意志を静かに、けれど力強く伝えるものになるはずです。

ウォルト・ディズニー・ワールド正面入口ゲートのアーチ看板とミッキー・ミニーのイラスト、入場する車
insidethemagic.net / © Disney

承認は発表を意味しない

ここで見失ってはいけない大切な前提があります。ディズニーは、第5パークを発表したわけではありません。

包括計画2045はもうひとつの大規模パークを追求する「権利」を与えたものの、同じ文書は「現在審査中の計画はない」と明言しています。つまり今の状況は、プロジェクトというより、あくまで可能性の段階なのです。

土地はある。枠組みも整っている。ライバルは動いた。そして熱心なファンが集うD23が目前に迫っている。役者はそろっているのです。

REFERENCE本記事の作成にあたり以下を参考にしました。
insidethemagic.net

ディズニーは第5パークを建設できる法的な道をすでに確保していますが、建設の確約や正式発表はまだありません。それでも、土地と枠組みが整い、ユニバーサルとの競争が激しさを増す今、D23という舞台がこの話題をいっそう魅力的なものにしています。承認は始まりの合図ではありませんが、可能性の扉が開いていることは確かです。

EDITORS VOICE
4つのパークを巡るだけでも数日かかるフロリダで、もし5つ目が加わったら、旅の計画はまた一段と楽しく、そして悩ましくなりそうです。発表があるかどうか、この週末をそっと見守りたいと思います。
ドリームジャーナル編集部 S
ドリームジャーナル編集部 S
東京・海外パーク合わせて通算500回以上、世界6つのディズニーリゾートを制覇したディズニーフリーク。パークの空気感、限定グッズの魅力、映画の深い考察まで、大人のディズニーの楽しみ方をお届けします。
← PREV
ディズニー・ハロウィーン2026全身仮装の最新ルール完全ガイド
NEXT →
上下の動きを演出だけで再現。ディズニーの錯覚特許を読み解く