ヨーロッパで最も多くのゲストを迎え続けてきたディズニーランド・パリ。その静かな王座に、新しい風が吹こうとしています。
フランスとサウジアラビアが手を組み、パリ近郊に総額70億ドル規模のテーマパーク群を建設するという壮大な計画が明らかになりました。三つのパークからなるこの構想は、まだ協議の初期段階にありますが、その規模と話題性はすでに大きな注目を集めています。
パリ近郊に立ち上がる新テーマパーク構想
今回発表されたのは、サウジアラビアが資金を担う総額70億ドル規模のレジャー開発です。三つのテーマパークを中核とする、ヨーロッパ最大級のプロジェクトとされています。
建設予定地は、パリ中心部から北西へおよそ30キロメートルに位置するセルジー・ポントワーズ。かつて存在したミラポリスというテーマパークの跡地付近だと報じられています。
計画はまだ初期の合意段階で、開業時期は公表されていません。建設には数年を要する見込みで、パークは段階的にオープンしていく方針とされています。
フランス政府関係者はこの規模を、ディズニーランド・パリの創設に匹敵する野心的なものと表現しています。それだけの熱量が、この構想に込められているということです。
目玉はまさかのドラゴンボール
三つのパークのうち一つは、マンガとアニメをテーマにするといわれています。そして、その旗艦となるのが「ドラゴンボール」シリーズだと報じられているのです。
この構想は、エマニュエル・マクロン大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子との対話から生まれたとされています。両者がこの作品に共通の関心を寄せていたことが、きっかけになったようです。
国際的な政治のトップ同士が、日本のマンガ作品を語り合う。そこから巨大テーマパークが動き出すというのは、日本のカルチャーが持つ影響力の大きさを改めて感じさせる出来事です。
残る二つのパークについては、テーマがまだ明らかにされていません。どのような世界観が描かれるのか、続報を待ちたいところです。
ディズニーランド・パリへの長期的な影響
この新しいパーク群は、長期的にはディズニーランド・パリの来園者を奪う可能性がある存在として見られています。

1992年に開業したディズニーランド・パリは、二つのテーマパーク、ディズニーランド・パークとディズニー・アドベンチャー・ワールドを擁しています。さらにディズニー・ビレッジやゴルフコース、七つのディズニーホテルを備えた、まさに一大リゾートです。
現在もヨーロッパで最も訪れられているテーマパークとしての地位を保っています。長年築いてきたブランドと世界観は、そう簡単に揺らぐものではありません。
とはいえ、限られた休日と予算をどこで過ごすか。その選択肢が増えることは、これまで一強だったパリのディズニーにとって、無視できない変化になるかもしれません。
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フランスとサウジアラビアが70億ドル規模の新テーマパーク群をパリ近郊に計画。旗艦テーマにはドラゴンボールが挙がっています。開業時期は未定ながら、ヨーロッパ最大級の規模とされ、ディズニーランド・パリにとって長期的な競合となる可能性が注目されています。
